2011年度横須賀市市民協働推進セミナー
持続性のある社会貢献を考える ─ 熱意のその先にあるもの ─
市民活動団体が活動を継続していくためには…
多様な社会の問題に取り組む市民活動団体が活動を継続していくためには何が必要なのか、様々な切り口から考えます。
会場:産業交流プラザ(京浜急行汐入駅徒歩1分)
対象:市民活動団体、NPOのボランティア、スタッフ、市民活動をはじめようと思っている方、すでに始めている方
定員:各回30名(1回ごとの参加も受け付けます)*先着順。定員に達しない時は当日も受け付けます。
参加費:無料
応募方法:電話、FAX、Eメール(お名前、ご住所、電話番号、希望の講座をお知らせください)
運営:NPO法人YMCAコミュニティサポート
主催:横須賀市
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第 1回目 「ご近所力で持続性のある活動を」
2011年 11月19日(土)13:30~15:30 - 第 2回目 「持続する事で見えてくるもの」
2011年 11月26日(土)13:00~15:00 - 第 3回目 「被災地への継続的な支援を考える」
2011年 12月3日(土)13:00~15:30 - 第 4回目 「コミュニティビジネスの手法から、継続のヒントを学ぶ」
2011年 12月10日(土)13:00~15:45
講師紹介
第1回 11月19日(土)
福祉コミュニティ 湘南たかとり福祉村 伊東モト子さん
ワーカーズ・コレクティブサポート横須賀を立ち上げに参画、コーディネーターを務める。NPO法人格を取得し、サービス提供責任者を経て、木曜広場(老人の集いの場)の担当となる。ヘルプメイト湘南鷹取地区を立ち上げた後、福祉コミュニティ湘南たかとり福祉村の立ち上げに関わり、代表、コーディネーターを務める。 湘南鷹取福祉村は、湘南鷹取に住む人たちによる、湘南鷹取に住む人たちのための、身近な非営利生活支援組織。「できることを、できるときに」を基本に、高齢者、障害のある人、子育て中のお母さん、病弱な人などすべての人たちのために、福祉の心をもってお互いに支え合うことをめざす。
第3回 12月3日(土)
ダイナックス都市環境研究所 渡辺善明さん
災害救援ボランティア推進団体、市民活動支援施設、防災リスクマネジメントメディアに勤務した経験を活かして、防災教育や防災関連の調査に従事している。東日本大震災においては、現地に滞在し、長期に渡る支援活動、調査を行っている。
第4回 12月10日(土)
NPO法人コミュニティビジネスサポートセンター 永沢映さん
会社経営の経験とNPO活動の経験を踏まえ、コミュニティビジネスの支援、協働のコーディネートを広く行っている。コミュニティビジネス支援で先駆的なNPO法人ACOBA(千葉県我孫子市)の創立に深く関わり、団塊シニアがコミュニティビジネスを創業または就業し、生産者+消費者になってもらう仕組みを発足。立教大学講師。
パネリスト紹介
第1回 11月19日(土)
助け合いハイランド1丁目(魵沢照代さん)
たすけあい粟田(松本礼次さん)
助け合い観音崎(片山明さん)
それぞれのコミュニティの住民による、住民のための非営利生活支援組織。高齢者・病弱者宅への支援(食事のしたく、買い物、外出介助など)や子育て支援(産後の家事支援、子守など)などを行う。 具体的な活動の内容は会によって異なるが、困っているときはお互い様の精神で、できる時にできることを助け合うというコンセプトで活動している。
第2回 11月26日(土)
津久井の自然を守る会(三澤幸子さん)
武山山中の不法投棄に問題意識を持った長沢・津久井地域の8名が「身近な緑を自分たちの手で守りたい!」と意気投合して集合。そして、ホタルが飛ぶ津久井を貴重な地域であるととらえ、1999年7月同会を発足した。ホタル自生地の保全、再生の取り組みや、武山山中の不法投棄問題への取り組みを行っている。
どんぐりの会(井出聖子さん)
「あなたが主人公」をモットーに、老人福祉施設などで利用者さんが楽しいひとときを過せるよう、お手伝いをしているグループ。定期的に老人福祉施設を訪問し、一緒に唱歌や民謡を歌ったり(音楽療法)、ADL対応型高齢者体操をしたり、お話し相手になったりという活動をしている。1995年設立。 まちづくり文化ボランティアグループ よこすか市民会議(諏訪芳朗さん) 横須賀の目指す国際海の手文化都市にふさわしい事業を自ら企画して実行しようと、市民の有志が集まり1995年に発足。「海洋文化」事業として横須賀海洋シンポジウムを開催、また、1000年の森を作る会は2001年から播種、育苗、植樹活動を行っている。また「芸術文化」事業として文楽学習鑑賞会やYCCゴスペルクワイアコンサートを開催している。
シニアネット横須賀(今城基さん)
生きがいのあるシニア生活のために自分の持っている技術を地域に役立てるため仲間と一緒にボランティア活動をする。主にパソコン講座の講師、施設見学などを行う。市民活動サポートセンターの情報ボランティア団体として登録しており、センター主催講座等の講師を担当、サポートセンターの情報化支援をサポートしている。1999年設立。
第3回 12月3日(土)
横須賀市災害ボランティアネットワーク(鷹野克彦さん)
阪神・淡路大震災後、横須賀・三浦地域で市民団体やボランティアが、日頃から顔の見える関係をつくるため、そして、災害時に活動するボランティアとして協働して活動できるよう日常から働きかける活動をしている。この度の震災においては、横須賀市発のボランティアバスをアレンジ。11月までに6便の運行を企画し、200人以上のボランティアを被災地に送っている。また、メンバーが同行し、支援活動をサポートしている。
衣生活ネット花(富本羊子さん)
身体の不自由な方で衣服に困っている方々の願いを簡単な工夫と知恵でかなえるための情報発信をしている。今回の震災を受け、被災者へ腹巻を作って送る活動を行い、その後「ソーイングサポート・よこすか」というグループをつくり、趣向を凝らした支援を行っている。
神奈川県立保健福祉大学(家永友美さん)
横須賀市平成町にある県立大学。栄養学科、看護学科、社会福祉学科、リハビリテーション学科がある。学内ボランティアセンターがあり、学生のボランティア活動を支援している。学生が自主的に運営に携わる同センターでは、ボランティアバスを企画し9月に実現。約30名の学生が被災地支援に参加した。家永さんは2年生。8月の横須賀市災害ボランティアネットワーク主催のボランティアバスに参加した。
第4回 12月10日(土)
朋ボランティアグループ(遠藤禮二さん)
障害者の地域作業所や授産施設の製品販売を通じて、障害者の社会参加支援を行う任意団体。「朋」の店の運営だけでない多彩な活動を運営するため、専従コーディネーターを雇用し、企画立案、連絡調整、商品管理、情報管理などを行い、事業を安定的に継続する独自のシステムを構築している。また、無償ボランティアならではの先駆的な試みに積極的に取り組んで効果を上げている。
NPO法人ワーカーズ・コレクティブ キッズポケット(小室卓重さん)
2000年に非営利の市民事業として、派遣による子育て支援を開始。その後、より多くのニーズに応えるために保育室を開設した。毎週木曜日には親子で集える「ポケットひろば」を開いている。ワーカーズ・コレクティブとは、地域に暮らす人たちが生活者の視点から地域に必要な「モノ」や「サービス」を市民事業として事業化し、自分達で出資し、経営し、労働を担う雇われない働き方の組織。
NPO法人アンガージュマン・よこすか harucafe(石井利衣子さん)
不登校、引きこもりの本人、周囲の方々とともに社会参加を目指しているNPO法人。現在、フリースペース、学習サポート、就労支援、相談、カウンセリングをはじめ、農産物販売、宅配(リエゾン団)、地域お助けサービス(孫の手)、はるかぜ書店を運営。今回は、コミュニティカフェとして運営している「harucafe」の取り組みを中心に紹介していただく。